読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

青い鳥 ブログ 

のーぷらんブログです  

青い鳥(4)

チルチルとミチル、パンの精、犬猫の一行が次についたのは、墓地でした。

死んだ人が青い鳥を隠しているといううわさを、パンの精が聞いたからです。

墓地は明るい昼にきてもやはり不気味です。なのに、墓地の青い鳥は夜中の12時に帽子のダイヤを回さないとだめらしいのです。

いやがるミチルをつれて、一向は夜中の12時を待ちました。

ボーン。12時の鐘がなり、チルチルは帽子のダイヤを回しました。

すると墓地の十字架がゆれ、墓の土台がもちあがり・・・墓の中からたくさんの死体だった人たちが出てきました。

風景は一転、枯れていた花は生気を取り戻し、死体だったひとたちは皆生前の恰幅のいいお金もち、地主、俳優、芸人、音楽家になり、華やかはパーティが繰り広げられました。美味しそうな食べ物、きらきらきらめく宝石、装飾品、ポーカーチェスゲーム盛りだくさん、マジックや催しものも繰り広げられ、あたりにはきらびやかな光と笑いにつつまれています。

お腹のすいていた一行は思わず、そのパーティに入り込み、思いっきり食べ物をむさぼり、余興を楽しみました。

みんな気のいいひとたちばかりで、いつまでもここにいていいと言ってくれます。

パンの精も犬や猫たちもみな、贅沢を楽しみ、笑い、眠りをむさぼります。

ミチルも同じくらいの女のお友達とおしゃべりやおしゃれに興じています。

チルチルもここにいれば大好きは本を読みつづけることができ、いつまでもここにいたいと思います。でも・・・なにか引っかかるのです。

チルチルはある日、ふと、しまっていた帽子をみつけ、帽子のダイヤにふれます。

「青い鳥を探さなくては・・・」

帽子のダイヤを動かしました。

すると、まわりは最初きたときと同様、真夜中の墓地でした。

ボーン。

12時の時計の再度の鐘の音が鳴り終わりました