自分が執着してしまうもの、しつこい怒り、嫉妬を感じるもの、ネガティブを大切にする
めちゃめちゃ好きな人がいた。
初恋と言ってしまえば初恋かもしれないけれど。
そんなきれいな思い出ではなく、私はめちゃくちゃその人に執着した。
ほんと、ストーカー一歩手前くらい。。。恐ろしいくらいその人に執着した。
なんで、その人でなければいけなかったのか。
その人のしぐさ、行動、ひとつひとつを愛して恋した。
ついこの前まで、リアルに「自分の決して手に入らないもの」と思っていた。
よく夢でうなされた。
その人の顔は暗くてわからないけれど(顔も実はちゃんと覚えていない、執着というわりには(笑))雰囲気でその人とわかる(と私は夢の中で思っている)
私はその人に一生懸命、声をかける。だけれども、その人と私の間には、透明で厚いガラスがあるのだ。こちらは見ているのにあちらは気が付きもしない。
私はめちゃくちゃ泣き叫んで、目が覚める。
当時のクラスの常識、当時の学生の常識、スクールカースト、親や教師をバックにした世間・・・そういうものに思い切り惑いながら、迷いながら、最終的には、自分の感覚を信じ、自分が選択したという自負を感じさせる彼の自然な行動、自分軸のあるその姿に、私は憧れてやまなかった。
幾多のプレッシャーにあいながらも、最終的には自分の感覚を優先して、自分を体現している姿を本当に美しいと思い、愛してやまなかった。
この愛してやまなかった姿は実は、自分のなりたい姿だったんだ・・・・。
この前、ふとそれが頭の中でひらけてきた瞬間、あの透明なガラスがなくなった感じがした。
初恋が実ったと思ったくらい。(笑)危ない発言してますな。(当然、現実の彼とつきあいなんかございませんし、連絡先も知りません)
彼を好きというよりは、自分の理想の姿、なりたい姿がそこにあったんだ、って気づかされた。
異常に執着してしまうもの、しつこい怒り、嫉妬を感じるもの、そのネガティブに注目してみよう・・・。
そこに、私が気づかない私の感情の宝物があるかもしれない。